注文住宅【本体価格】の意味は?
注文住宅で家を建てる土地が決まったら、いよいよ注文住宅の「家」です。
注文住宅について調べていくと「本体価格」というワードをよく目にします。
注文住宅で家を建てる際に総工事費用の約70~75%がこの本体価格になります。
注意が必要なのはこの本体価格の意味です。
注文住宅の本体価格
【本体価格=注文住宅で建てる家の価格】と思われていますが大きな間違いです。
私も今回、西東京で注文住宅で家を建てようと考えるようになってから知りました。
ずっと、本体価格で注文住宅の家が建つと思っていました。
建つには建ちますが、そこに住むことは現実的に無理があります。
本体価格というのは、注文住宅の建物だけであり、その注文住宅で生活をするなら電気やガス、水道が必要になりますよね。
本体価格には、そういったライフラインや建物を維持するために必要な工事(付帯工事)費用は含まれていません。
注文住宅で最低限の生活をするためには、本体価格プラス本体価格の20~30%が加算されるので注意が必要です。
注文住宅の付帯工事
本体(注文住宅単体)を建てる以外にどんな工事が必要になるか、付帯工事についても調べてみました。
総工事費の残りが、付帯工事と諸費用になります。
- 「地盤調査費」・・・地盤の強度を調査する費用
- 「基礎・地盤補強工事」・・・地盤調査を行った後、地盤が軟弱な場合に、地盤や基礎を強化する工事
- 「造成工事費」・・・盛り土、切り土など土地を平らにして建物が建てられる状態にする工事
- 「敷地内引き込み工事費」・・・電気、ガス、水道などを自分の敷地へ引き込む工事
- 「外溝工事費」・・・駐車場、門扉から玄関までの部分の工事
- 「エクステリア工事費」・・・外溝やフェンスなどを作るための工事
- 「インテリア工事費」・・・エアコン、カーテン、照明などのインテリア費用
注文住宅の諸費用
「住宅ローン関連費用」・・・保証、団体生命保険料、火災保険、抵当権設定費用、事務手数料 (地震保険は別途)
「登記費用」・・・登記簿登録
「税金」・・・消費税、不動産所得税、手続きの際に必要な印紙税
「つなぎ融資」・・・住宅ローンとは別
「土地代金を融資してもらう場合の手数料」
その他にも、地鎮祭り、上棟式費用、引越し費用、新居の家具家電費用なども必要になります。
もちろん、注文住宅を建てている間に住む住居費用も別途必要になってきます。
注文住宅を建てる際、費用が予定よりも上回ってしまうケースも多いです。
必要な部分と、予算を削る部分を冷静に考えて計画することも大切です。